元mugwumpの出産記録

お腹にエイリアンらしきものが棲みついて、飛び出るまで。

出産まであと69日 出生主義

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どうもこんにちは。気づいたら前回の更新から20日近く経ってますね。月日が経つのは早いものです。自宅安静もちゃっかり板についてきた忍です。仕事しなきゃしないで体は慣れるもんで。今何が一番忙しいって、そりゃあれですよ。ぷよぷよクエスト』ですよ。月ぷよとか王冠ぷよとか、集めるのに必死なんすよ…!!

 

そんなこんなで、切迫早産にかまけてダラダラダラダラしているわけですが、暇なので毎日頻繁にネットでサーフィンするじゃないですか。当然するじゃないですかぁ~んで、前々からよく好きで覗かせてもらっているブログをこまめにチェックしているんですが、そこで聞き捨てならない私的にタイムリーな話題の更新が続いていまして…それが『反出生主義』について、です。で、そもそも『反出生主義』とは、

 

反出生主義(はんしゅっしょうしゅぎ、Antinatalism)……生まれてくる事は負の現象しかもたらさないとする倫理観である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (2015/02/16 13:32 UTC 版)

 

だそうです。しかし、検索した時他の辞書にヒットしないのはなぜ?もしかして、日本にない考え方なわけ?舶来?日本には研究している哲学者とかもいないわけ?で、こういう言葉には基本的に反対の立場に対しても言葉があるはずですが、なぜ対義語として『出生主義』って言葉がないわけ?

 

なんか、色々謎なんですが…

 

反出生主義の方々にもそれぞれ言い分があると思うので一概には言えないのですが、私が読み取った要点としては、

 

「人は自分の意思で生まれてくるわけではなく、親の自己満足のために生まれてくる。この世は楽しいことよりも辛いことのほうが多いのだから(自分で周辺環境を選んで生まれてくることは不可能であるから)、そのような世界に本人の許可なく産みだすこと自体が無責任である。」

 

という考え方であり、要は、

 

「子どもは親に産んでくれとは頼んでいないのに産むこと自体が罪深い。」

「子どもが不幸な人生を歩む可能性が少しでもあるならば産まないに越したことはない。責任をとれないことはしてはならない。」

 

というのが大まかな主張です。

 

で、私は上記の「産んでくれとは頼んでいない」という主張を聞いたとき、「そりゃそうだ!もっともだ!」と思いました。誰しも「産んで!」と頼んだ記憶はないわけで、それは反論のしようがない事実です。なので反出生主義という考え方があることに違和感はないし、あまり日常で語られていないだけで、反出生主義者は意外と多いのではないかと思うのですがどうでしょうか?

 

そこで私は、こういう考え方もアリだという前提で、妊娠中の自分は「人を産みだすこと」をどう捉えているかということを書きたいと思ったのですが、いつのまにか晩御飯をつくる時間になっていましたので、そのへんはまた後日。中途半端ですんまそん。

 

 

出産まであと87日 逆転現象

こんばんは、今日も外出禁止のくせに外出しまくっている忍です。大丈夫か息子。本日は母上と共に食材を大量に買い込みに行ってまいりました。重いものを持つのは禁止のため、負荷は全部母上の腰部に直撃します。新しい命>母上のヘルニア。残酷なものですね~

 

本日は特に出産とは関係ない話を。最近なぜかよく頭に浮かぶので、おそらく今考えることに何か意味があるのだろうと思います。最近、なぜか今まで「かわいそう」と思われていたであろう方たちの活躍にすごく目がいきます。まずは『Desigual』というブランドの、このモデルさんからご紹介したいと思います。

 

↓ 個人的には、関節部とか皮膚の伸縮の活発なところに白斑が出ているのがたいへん興味深い。

 

www.nylon.jp

 

肌がデザインの一部になりうるというか、肌自体が個性となりうるということ自体意識したことがなかったかも。私が子どもの頃は、黒人のモデルさんにさえ違和感があったような気がするのですが、その頃からするとゆっくりですが確実に人々の意識の変革があり、ついにここまで来たのだなと実感しました。

 

あともう一人。この方は歌手でモデルらしいです。リンクのなかのPVをぜひ見ていただきたい。

 

↓タブー視する人々の目線とその愚かさも鮮やかに強調して表現されています。最後のコンパスみたいなやつが好き。

 

rocketnews24.com

 

もうなんだか「義足=かっこいい」みたいな方程式が成り立ちそうです。常識が覆される感覚というか、このままいったらいつか、健常者のほうがダサいみたいな時代になるんじゃないかと。それはそれで面白いかもしれません。

 

↓というか最近の義足の進化はすさまじいらしく、スポーツ界では逆転現象も起きているみたいで。そういえば以前NHKでロッククライミング用やら社交ダンス用の義足を見て衝撃を受けた記憶が…

 

jbpress.ismedia.jp

 

もうなんならこのまま突き進んでいただいて、オリンピックとパラリンピックをわけて開催すること自体がナンセンス、もはやサイボーグな人だらけみたいなSF的世界が来ないかなと期待してしまいます。

 

で、なぜこういうことばかり考えているのか。おそらく、これから生まれてくる息子が何かしらの障がいを持っている可能性を考えているからだと思います。たとえ見えなくても、聞こえなくても、それがハンデではなく、むしろ有利な個性として受け入れてくれる世界になれば、なんと素晴らしいことでしょうね。きれいごとばかりではだめだけど、可能性には期待したいなぁと思います。

出産まであと89日 切迫早産

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こんにちは。現在27週と2日目の忍です。お腹が張るので薬漬けの毎日です。まだ出てきちゃダメ、絶対。いつ入院になるかわからない状況です。

 

昨日受診したんですが、子宮頸管が2.3㎝ということで、週数考えるとやっぱり短い。2週間後の健診でもっと短くなっていたら入院だそうです。なので自宅安静延長、仕事はドクターストップです。あと2ヶ月半何しよう。じっとし続けるのも苦痛やし、とりあえず赤子のために巣作りしようかなぁ。でも調子に乗って動くとお腹が張るしなぁ。

 

今日は美容室に行ってきました。今後長時間座っているのも難しくなるので、今ぐらいの時期が髪を切る最後のチャンスらしいですよ。カラーも頭皮にあんまりつかないようにしてくれてありがたい限りです。もともと白髪は多めのほうでしたが、妊娠してからというもの白髪の進攻が激しく、黒髪:白髪=2:1ぐらいまでいってました。メラニン的なものまで赤子のほうへ優先的に配分されているのかしら?そんな話は聞いたことがないけれども?どうなのかしら??

 

エキセントリックな夢を見たり、あらゆるところから色んな液体が出たりして身体の変化が凄まじいですが、仕事のことを考えなくていいので気分的にはだいぶ楽。身体の変化についてはまだまだありますので、また後日書きますわな。では本日はこのへんで。

 

出産まであと92日 自宅待機

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こんにちは。初めましての方も多いかと思います、忍と申します。

 

以前は別の場所でブログを書いておりましたが、一人暮らしをやめてからというもの全く更新しておりませんでした。特に理由はないんですが、全く自由な生活ではなくなったからだと思います。実家に帰り、父と生活しているうちに合コンで現旦那と出会い、1年足らずで入籍し、引っ越しをし、結婚式を挙げ、新婚旅行に行き、1ヶ月足らずで妊娠が発覚し、なんやかんやでもうすぐ8ヶ月目に突入します。

 

育児ブログとかは巷にたくさんありますので、誰かの参考になればとかそういうつもりは全くなく、ただ単にあと3ヶ月でこの世に生まれてくるであろう人に何か記録を残しといてやろうと思いついたためでございます。あと子宮頸管が短くなっているため現在自宅安静中でめちゃくちゃ暇だというのもあります。というかそっちが本当の理由です。暇です。だからといって外出したり張り切って家事をしたりするとお腹が張ってカッチカチになります。もう携帯ゲームしかすることがありません。これではいかん。マタニティフォトとかマタニティアートとか読み聞かせとかもさっぱり母は興味がないので、息子よ、とりあえず文章を残しとくから後で読んでおくように。

 

ということでちょくちょく私的なことですがアップしていきますのでよろしくお願いいたします。写真は現在のお腹。臨月に間違えられるほど出ています。これがもっとでかくなるわけ?どうなる私!?本日もエイリアンは元気にボコボコ動いております。

出産まであと94日 「新しい夜明け」

さあ夜が明けるぞ

準備はいいかい

今度は君が

甘える側から

甘えられる側になるんだ

さあ あの丘の頂上に立って

眩しく光る太陽を待ち構えよう

銀色の毛並みがより一層ツヤツヤに輝くだろう

 

彼女はかつて一匹狼だった

自分ではそう自覚していた

差し伸べられた同属の手を

威嚇し噛みつく始末であった

同情というものを誰よりも毛嫌いしていた

 

群れることを良しとはせずに

小さな閑散とした森に棲んだ

ひと肌恋しい吹雪の夜は

枯れ葉の中で寒さをしのいだ

荒涼とした大地に立ち尽くすこともあった

 

ある時同属の群れと出会った

中に毛並みの違う者が混ざっていた

群れという集団に身を置きながら

何とか孤独を保とうとしていた

彼もまた一匹狼であった

 

「まさか私が家族をつくるとはね」

ふと彼女が呟くことがあった

「君は最初から独りではなかったよ」

森がさわさわと枝葉を擦らせて言った

「冬は枯れ葉が 降り積もる雪から君を守っただろう

 夏は新緑が強い陽射しから君を守り

 とめどなく流れる川の水が君の喉を潤しただろう

 森の小さな生き物たちが君のお腹を満たしただろう

 君はずっと独りではなかったよ」

 

さあ夜が明けるぞ

準備はいいかい

今度は君が

甘える側から

甘えられる側になるんだ

さあ あの丘の頂上に立って

眩しく光る太陽を待ち構えよう

銀色の毛並みがより一層ツヤツヤに輝くだろう